胸郭出口症候群の施術

胸郭出口症候群の調整では辛い動作や楽な姿勢があるか、症状の出方の変化を確認しながら状態を判断し施術を進めます。

主に肩、腕、肩甲骨の周囲に痛みやしびれの症状があり、手指の運動に制限があると筋力の弱化、委縮が起こります。

首から鎖骨の方に伸びる筋肉、胸から鎖骨への筋肉の硬直や、鎖骨・肋骨間が狭くなることで神経の通り道が狭くなるために起こる症状です。それぞれ斜角筋症候群、小胸筋症候群、肋鎖症候群と呼ばれその総称が胸郭出口症候群と言います。

どの部位で神経圧迫が起こるかにより名称が変わりますが、支え合ってバランスを取るこれらの部位は単独で症状の原因を作っているわけではありません。支え合うはずが姿勢の崩れや無理な動作の繰り返しにより引っ張り合うようになった時、よりストレスの強い部位に異常が起こります。

このような方に

・腕や肩がしびれる
・腕があがらず袖を通しにくい
・握力が低下して物を持つのもきつい
・血流が悪く手の色が薄い
・手がしびれて集中できない
・痛みで起きる、寝れない
・パソコン、スマホが使いにくい
・手を酷使している
・肩が凝りやすい
・手の筋力が衰えている

▽当院での施術
まずは姿勢、身体の特徴でどこに負担があるか判断します。
内巻き肩、なで肩、いかり肩など肩の位置。頭が前に倒れている、顎が前に突き出ているなど頭の位置。また、食いしばりや肩・肩甲骨まわりの力み、脇の締めすぎなど筋肉の緊張による身体の異常は見た目と触った感覚、動かした感覚で判断できます。
姿勢の崩れや筋肉の緊張は循環不良の原因となりしびれや痛みを強くします。

〇腕を上げる動作
胸郭出口症候群では腕の上げ下げによって痛みしびれを誘発する場合が多いです。その場合は腕の上げ下げに関わる肩甲骨、鎖骨、上腕骨とそれらを動かす筋肉がうまく連動しているかを調べます。姿勢の崩れが胸と背中の筋肉のバランスの悪さから起こり可動範囲に制限がかかっている方が多いので、動かせる範囲で肩まわりを正しい位置に向かって圧をかけながら伸ばしていきます。

〇頭の位置を正す
頭は重く身体の真上にあれば安定しますが、前に倒れれば常に後ろに引っ張るように首の筋肉は働き疲労します。ひどく倒れている方は首・顎から鎖骨に向かう筋肉がつっかえ棒のように固まり頭を支えようとします。こうなると肩や腕への神経を圧迫して不調を引き起こし、循環を妨げ回復が遅れます。頭の位置を整え首の前側の張りを弱めの圧で丁寧に取り除いていきます。

〇体液循環を促進し回復力を取り戻す
身体の正しい位置、筋肉の柔軟性が上がれば自然と血液の流れが良くなります。イメージ通り姿勢を伸ばせること、動作へのストレスをなくすことが理想ですので、胸郭出口症候群の直接の原因とならない部位も含めた広い範囲で首肩腕の筋肉をほぐして緩めていきます。

料金表
9,000円
4,000円
6,000円
9,000円

※お支払は現金、クレジットカード、paypay、d払い が利用可能です
※上記料金は消費税10%の税込料金です

単なる肩こりなどの症状と違い、肩・腕周辺に関係する筋肉が強く癖の付いた状態で固まっています。改善するために必要な症状の確認を丁寧に行い、状態に合わせた施術ができるよう初回は60分から最大80分お時間を頂いております。2回目以降は片手で30分、両手や肩周囲まで含めた50分、全身の調整を含めることが可能な80分とお選びください。

施術の流れ

STEP1 カウンセリング
まずはカルテを記入して頂きカウンセリングを行います。
どこに痛みやしびれがあるのか、どこを改善したいのかといった体の状態をじっくり聞き、施術の流れを説明します。
質問等ありましたらこの時に気軽に聞いて下さい。
STEP2 バランスチェック
身体のゆがみや動作の確認をしていきます。
肩の左右バランスや肘のねじれなど、からだの特徴などを把握します。
骨格のゆがみや筋肉の柔軟性などいくつかのテストをしながら確認していきます。
STEP3 筋肉調整
辛さにより緊張状態にある手指腕から肩周囲の筋肉をほぐしていきます。
指先から首肩・肩甲骨まで広い範囲で胸郭出口症候群の原因となる筋肉の硬さを徹底的に取り除きます。
状態に合わせ、強弱や、深さなどタッチを変えたアプローチにより筋肉の弛緩を促します。
STEP4 骨格矯正
肩周囲を中心に腕や首肩の関節の動きを整えます。
もちろん痛みのある方向に動かすことはありませんので安心してください。
姿勢改善が必要な場合が多いため背骨などにも調整を加えることがあります。

STEP5 アフターケア
施術後に状態を再確認をします。個人差の出やすい症状のため効果の持続性を高めるためお客様の生活環境に合わせて日常生活の注意点や自分でできるストレッチ等をアドバイスします。